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消費税率10%論
2010/12/29
消費税は現在税率5%ですが、国の取り分4%と地方の取り分1%(地方消費税)で分け合っています。消費税率1%につき、おおよそ2.4兆円の税収があるので、2.4×4=9.6兆円が国、2.4×1=2.4兆円が地方消費税となります。
ところが現在、国の取り分9.6兆円のうち3兆円は地方交付税として地方へ分配されるので実質的に国が使用できる税収は6.6兆円程度になります。一方、2010年度の年金・医療・介護の2010年度予算は合計16.6兆円なので、16.6 - 6.6=10兆円の財源不足になり、赤字国債で埋めています。そこで今話題の中心にある税率を5%上げて"消費税率10%"とすることで9.6兆円(おおむね10兆円)の不足分を補うことが可能になります。先の参院選で菅首相が「自民党案を参考にする」10%論議はここから生まれたのです。
消費税の特徴
2010/12/24
以前、税収総額37.4兆のうち、所得税12.6兆円(33%)、消費税9.6兆円(26%)、法人税6兆円(16%)で全税収の3/4を占めるという話をしました。
法人税・所得税は景気により大きく影響されるのに対し、消費税は安定的なのが特徴です。経済状態が悪化した時、企業は投資を中止し人の採用を抑えるため、法人税や所得税は減りますが、国民は生きていく限り消費生活を止められません。したがってどんな状況になっても消費税収は大きく変化しないのです。税率3%だった1989年?96年度が5兆円程、税率5%になった1997年からは10兆円程で推移しています。
年金・医療・介護などのサービスは、景気が悪く税収が減少したからといって中止するわけにはいかないので、税収のぶれの少ない消費税の税率を値上げして、それを社会保障にあてるのがBESTの選択だと言えるでしょう。



